2022.04.28 バナナ苗の詰茎破茎と人間の地獄極楽

バナナ苗の新規巻葉が出る仮茎頂部が「詰」まっていても（詰茎）、地中の真茎は出口をなんとかして仮茎のどてっ腹を「破」って（破茎）でも生長しようとする。真茎の意思力が及ばなければ、枯死してしまう。パイナップル苗の最低温度は５度を保つようにと言われているが、ムービー中のピーチパインは露地出しされてから降霜に幾度も出会い、また氷結の幾日をも体験したが、よく耐えて開花を実現している。個的生命 jīva （人間）の意志が弱ければ苦楽（快苦）転変地獄の生涯になるし、真理の覚智現成 Self-Realization (ātma-sākṣātkāra) への強烈な意志を持続できれば永遠至福 ānanda (bliss) への帰入 upāya が可能になる。「石の上にも三年」ではなく、回（廻）光返照のアびヤーサ abhyāsa （熱誠修行）は「時空（観念）が消える私 ‘I' という思い ego の解消まで」。

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